西宮市|とみい眼科クリニック夙川-糖尿病網膜症

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EYE DISEASE

とうにょうびょうもうまくしょう

糖尿病網膜症

日本人の糖尿病患者さんのうち糖尿病網膜症にかかっている割合は、約15%とされ、約140万人が糖尿病網膜症にかかっていると推定されています 1)*

糖尿病網膜症は、年間約3,000人の失明を引き起こし2)*、成人の失明原因の第2位、50~60代では第1位となっています来の失明予防をお勧めします。

  1. OCULISTA 2013; 8:1-5
  2. 岡畑純江ほか.月間糖尿病 Vol.6 No.6(通巻64号) 2014年7月号 17p
とみい眼科クリニック夙川「糖尿病網膜症イメージ」

糖尿病網膜症の
3段階症状

糖尿病網膜症には大きく3段階の症状

「単純糖尿病網膜症」「増殖前糖尿病網膜症」「増殖糖尿病網膜症」に分けられます。

単純糖尿病網膜症の画像

【単純糖尿病網膜症】

血糖や全身症状などにより差はありますが、小さな点状出血、それよりやや大きめの斑状出血、毛細血管が膨らんでできる毛細血管瘤、脂肪やたんぱく質が沈着してできたシミ(硬性白斑)、血管がつまってできたシミ(軟性白斑)などが眼底の所見として見られます。視力には影響がない場合が多く、血糖コントロールをよくしていると自然に改善することもあります。

増殖前糖尿病網膜症の画像

【増殖前糖尿病網膜症】

軟性白斑というシミが多数出てきたり、血管がつまって酸素欠乏になった部分があちこちに出てくると、新生血管が出てくる前段階になります。静脈が異常に腫れ上がったり、毛細血管の形が不規則になります。正確な状況をつかむために蛍光眼底造影(血管造影)検査をすることがあります。この段階になると視力に影響が出ることがあり、危険な状態に一歩踏み込んでいます。この時期に症状の進行予防の為にレーザー光凝固をすると良い効果が得られます。

増殖糖尿病網膜症の画像

【増殖糖尿病網膜症】

新生血管(正常ではないはずの新しい血管)が目の中で増えてくる、新生血管が破れて起こる硝子体出血(目の中での出血)、網膜に増殖膜が発生し網膜剥離を合併するという重症な段階です。新生血管が出てもまだ自覚症状はありません。この段階でレーザー光凝固新生血管を抑制する薬剤の注射をすればまだ間に合うことも多いのですが、硝子体出血や網膜剥離を起こすと、なかなか自然に治ることは少なくなります。この段階になって目の中に煙のすすがたくさん出たり、赤いカーテンがかかるなどの自覚症状が出てきますが、相当に進んでしまって手遅れに近いことが多いです。

3段階症状の見え方

3段階症状の見え方イメージ図
引用:網膜ドットコム「写真提供:名古屋市立大学 視覚科学 教授 小椋 祐一郎先生」

糖尿病網膜症の治療

治療法には薬物による治療法と外科的な治療法があります。

薬物による治療

【VEGF阻害剤の眼内への注射】

糖尿病網膜症では網膜内の毛細血管から血液成分が漏れ出すのを促すVEGF(血管内皮増殖因子:けっかんないひぞうしょくいんし)という物質が増加することによって症状が悪化することが分かっています。
VEGF阻害剤による治療は、このVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することで糖尿用網膜症を改善させる治療法です。
1回の投与ではなく、3回程度の導入期投与を経て複数回の維持投与による有効性が報告されています。

外科的な治療

【レーザー光凝固療法】

網膜毛細血管にできたコブ(毛細血管瘤)や血液成分が 漏れ出ている部位にレーザー光を当てたり、血流が低下した網膜にレーザー光を当て焼き固める治療です。

 

【硝子体手術】

硝子体の網膜への牽引(けんいん)やたんぱく質(サイトカイン)を除去したり、硝子体内の酸素分圧を高めて糖尿病網膜症の症状進行を抑えます。また、硝子体出血や網膜剥離を合併した場合、低下した視力を少しでも回復させる為に行います。硝子体手術のイメージ図

硝子体手術は眼内の様々な組織を修復する複雑な手術で、手術が成功しても視力がそれほど回復せずに、患者様にとって満足が得られない結果になることもあります。手術前の糖尿病網膜症の状態によって大きな差があるので、視力回復のためには適切な時期に手術治療受けることが大切です。

単純糖尿病網膜症
による治療

血糖コントロールや、高血圧の治療など内科的治療を行い、単純網膜症に進行している場合は、状態によってはレーザー光凝固療法を行います。
それによって、病気の進行を遅らせたりすることができます。

増殖前〜増殖糖尿病網膜症な治療

増殖前網膜症と早期の増殖網膜症の時点で、失明予防の目的でレーザー光凝固療法を行うことによって、病気の進行を阻止したり、遅らせます。
さらに病気が進行して、網膜剥離や硝子体出血が起きた場合は、硝子体手術が行われます。

糖尿病黄斑浮腫

糖尿病網膜症と診断された方は出血等による失明以外に
糖尿病黄斑浮腫(とうにょうびょうおうはんふしゅ)による視覚障害にも注意が必要です。

網膜には、ものの見え方をつかさどる、黄斑(おうはん)という重要な部位があります。糖尿病黄斑浮腫はこの黄斑に起こる浮腫(むくみ)です。

黄斑に浮腫が発生すると、たとえ網膜症の初期の段階でも、視覚障害が起こることがあります。

正常な黄斑の網膜断層像と黄斑浮腫の網膜断層像
引用:網膜ドットコム「写真提供:名古屋市立大学 小椋 祐一郎先生」

自覚症状の進行に伴ってさまざまな症状があらわれますがいちばん多くみられるのが、かすみ目です。
そのほか、視力の低下、変視症、コントラスト感度低下などがあります。

かすみ目(ものがかすんで見える)のイメージ画像 変視症(ものが歪んで見える)イメージ画像 コントラスト感度低下(色の濃淡や明暗のはっきりしないものが見えにくくなる)イメージ画像
引用:網膜ドットコム「画像監修:名古屋市立大学 視覚科学 教授 小椋祐一郎先生」

糖尿病黄斑症の治療

黄斑浮腫を改善することで、視力回復を目指すことができます。
薬物による治療法には、VEGF阻害剤またはステロイド薬による浮腫を抑える治療があります。
外科的な治療法には、レーザー光凝固術と硝子体手術があります。
糖尿病黄斑浮腫(治療法は、血液成分の漏れ方(病態)によって選択され、
場合によっては複数の方法を組み合わせて行います。

薬物による治療

【VEGF阻害剤の眼内への注射】

VEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することで血管成分の漏れを抑制する治療法です。

VEGF阻害剤の眼内への注射のイメージ画像

【ステロイド薬】

ステロイド薬を注射している画像ステロイド薬は、炎症を抑えたり血管から水分が漏れ出てきやすい状態を改善する物質です。この薬剤を眼内や眼の表面の結膜を切開して注射することにより、黄斑浮腫を抑えます。

引用:網膜ドットコム「画像監修:名古屋市立大学 視覚科学 教授 小椋祐一郎先生」

外科的な治療

【レーザー光凝固療法】

黄斑浮腫に対するレーザー光凝固術は、細小血管や毛細血管瘤(もうさいけっかんりゅう)から血液成分(水分やたんぱく、脂肪など)が漏れ出るのを防ぐ直接光凝固と格子状光凝固があり、単独または併用で行われます。

直接光凝固のイメージ画像 格子状光凝固

直接光凝固

毛細血管瘤や血液成分が漏れ出ている部位にレーザーを当てます。

格子状光凝固

網膜の浮腫を生じている部分にレーザーを当てます。

引用:網膜ドットコム「画像監修:名古屋市立大学 視覚科学 教授 小椋祐一郎先生」

 

【硝子体手術】

黄斑浮腫の原因となるたんぱく質(サイトカイン)を除去したり、硝子体内の酸素分圧を高めて症状を改善させます。

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