あれるぎーせいけつまくえん
アレルギー性結膜炎アレルギー性結膜炎は、目の表面にアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜である結膜に炎症を起こす病気です。
アレルギー性結膜炎は、目の充血、目やにが出る、涙が出るなど一般の結膜炎の症状に加え、目がかゆくなるのが特徴です。
その症状はアレルゲンの付着から15分くらいで現われます。
原因になるアレルゲンの違いから「季節性アレルギー性結膜炎」と「通年製アレルギー性結膜炎」の2種類に分類されます。
季節性アレルギー性結膜炎は、花粉などが原因で、特定の季節のみに症状が現われその時期が過ぎると症状が良くなるのが特徴です。
【花粉対策】
通年性アレルギー性結膜炎は、ダニやペットの毛などのハウスダストが原因なので、一年を通して症状がでます。
コンタクトレンズの汚れが原因でアレルギー性結膜炎を起こすこともあります。
【ハウスダスト対策】
症状が治まらない場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬を追加することがあります。
花粉が原因の季節性アレルギー性結膜炎の場合は、花粉が飛び出す時期がある程度予測できるので、花粉の飛び始める2週間程度前から抗アレルギー点眼薬を点眼する「初期療法」という治療法を行う場合があります。
「初期療法」を行うことで、花粉が飛ぶピークの時期に症状が軽くなったり、症状が出る期間が短くなったりします。